為替の見方

榊原英資の「為替がわかれば世界がわかる」を読了。
筆者はスティグリッツ、ソロス、ルービンを紹介し、尊敬できる人物とのこと。

ソロスはポパーに影響を受け、その考え方の柱が誤謬性、相互作用性。

スティグリッツ「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」。彼は若い頃から
情報の非対称性を研究していたようで、根っこでは、ソロスの誤謬性と繋がる
と筆者は考えている。

筆者は為替をみるうえでのポイントのひとつに、ファンダメンタルズをあげる
(当たり前だが)。
具体的にはGDP成長率、インフレ率、金利、経常収支、財政収支を重視。

新聞、テレビのコメントに頼るのはやめ、データを自分なりに分析、判断しようと
常々考えていた。たまたま生データを一覧でとりだせる便利なページはないか
探していた(*)ところでもあり、この指標には注意していこうとおもう。

(*)http://b.hatena.ne.jp/mykageboushi/